World - MILDE-SORTE /  [Luna-Haze]
 

作品紹介

世界観

第三次世界大戦の後、人類の多くが核に汚染された地球を離れ、火星・月・アンブレラコロニーに移住した。
それぞれの星やコロニーは互いに独立した国家として振舞い、かつて地球上に存在していた大国同士の衝突を宇宙規模で再現する結果となった。
特に地球とアンブレラコロニーとの間は貿易摩擦に揺れ、星系の政情に暗い影を落としていた。

数年前、地球とアンブレラコロニーとの間の対立が激化し、双方の勢力がミルデソルテ内にて大規模な軍事行動を起こした。
この戦争は両陣営に莫大な人的・物質的損害を与え、現在ではいずれも戦線の維持を放棄、事実上の休戦状態となっている。
この事件は、後に「代理戦争」と呼ばれるようになった。

ミルデソルテ

それぞれの星やコロニーに離散した人類が、距離を越えてコミュニケーションをもつために設置された仮想空間。
専用端末を頭部に装着し、脳波を通じて情報の送受信を行う。
ミルデソルテ内では、自分の分身である「アバター」を使って活動する。
アバターの五感が脳波のパルスを介して現実世界の肉体にフィードバックされるのが特徴であり、仮想空間内で食事を楽しむといったことも出来るが、その反面事故などで重傷を負ったショックで現実の肉体が死亡するといったケースもある。

ミルデソルテでは「ラタキア」という通貨が流通しており、仮想空間内のみで運営される企業も数多存在する。
株式の取り引きなど、経済の形態は現実世界となんら変わりはない。
ラタキアは非常に安定した通貨であり、各星やコロニーで当地の通貨に交換することも出来ることから、現在人々の大半はラタキアを得るためにミルデソルテ内での労働を選択している。
犯罪の取り締まりにはミルデソルテ独自の警察組織が当たっているが、マフィアによる麻薬売買等が蔓延し、治安が良い状態とは言えない。
地球とアンブレラコロニーの間が戦争状態になった時、その主戦場としてミルデソルテが用いられた。

内部区域

21世紀に実在した地球の都市を模した造りの街が多い。
東京エリアであればシンジュクやイケブクロ、香港エリアであればワンチャイやクーロンなどがそれに当たる。
こういった都市では、住民もその都市特有の文化を受け継いでいる場合が多い。
地域間の移動には各都市の転送ゲートを利用する。ゲートは人ひとりが通れる程度の小さなものから、輸送機が通れるくらい大きなものまで様々である。
ゲートを通行する際には通行料が徴収される他、犯罪者の検出等治安維持にも利用されることがある。

クローンマキアート

ミルデソルテ創設初期から存在する、クーロンエリアを拠点とした大型のマフィア。
構成員は300名を越え、ミルデソルテ内での売春や密輸を扱う他、暗殺等も請け負うことがある。
三長老と呼ばれる老人達が組織を束ねているが、彼等は表に一切顔を出さず、メッセンジャーを通じて構成員に下知を行なう。
代理戦争には地球側勢力として参加し、休戦後も着々とその勢力を伸ばしている。

ピナゴラータ

ミルデソルテにて麻薬として扱われている新種のウイルス。
アバターに使用すると五感が鋭敏になり興奮状態となるため、代理戦争でも戦闘薬として利用されていた。
しかしログアウトに際して高率に脳細胞の破壊を生じるため、ログアウト後に廃人となるケースが多い。
アバター間での接触等による感染はなく、感染にはアバターが自らの意思で自身に投与する必要がある。
開発者はクーロンマキアートに所属する天才技術者「マクレー・アクロス」と言われている。
ピナゴラータのオリジナルソースは、彼が作成した「8賢者」と呼ばれるクーロンマキアート内の大型サーバに厳重に保管されている。
これまで8賢者への侵入を試みたハッカーは、例外なく自身にピナゴラータを投与されて廃人となった。

137計画

ミルデソルテにて麻薬として扱われている新種のウイルス。
代理戦争以前に地球で発足したプロジェクト。
優秀な男性の精子と人工子宮を用いて、能力の高い人間を量産することが目的であった。
研究成果は思わしくなく、実験は死産・周産期死亡の連続。
完成した実験体は1体のみで、その1体も精神に異常をきたしたことから幼児期に廃棄処分となった。
この計画に参加した研究者の殆どが、謎の死を遂げている。


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